うずくまる



小田原まちなか軽トラ夕市が終了。

機材トラブルでオープニングにと用意していった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序~ヤシマ作戦~」を「E.T.」に変更。
小田原にゆかりのあるヱヴァを上演できなかったのは心残りだ。
路上に出る以上、トラブルへの対応力が求められる。
作り込むことを前提とする劇場でやってきた感覚を持ち込んでしまったのだろう。
場所に合わせて意識がスイッチするようになったらと、なんか新しい夢ができた。

デビュー戦となった小林は客寄せから本番まで緊張もなく力を発揮してくれた。
「タイタニック」でお客さんから大きな反応があがったことはきっと貴重な記憶となると思う。
自分がシネマイムをやっていられるのはデザフェスでの反応があったからだから。

夏の路上パフォーマンスは本当に厳しい。
夕方とはいえ、籠るような暑さに、1ステージだけでも立つ気力が失われる。今日から甲子園が始まるけど、彼らのすごさと、あと危なさが今なら実感をもって分かる。 


小田原が終わり、構成台本づくりも本格化。
稽古場に一人で入り、パソコンと向かい合う。
「Nuovo Cinemime Paradiso」というひとつのテーマに添いながらも、いろいろなエッセンスを盛り込みたいという欲が出てきている。参考にしようといろんな人の作ったものに触れた結果だ。こうなると自分に無いものを作ろうとして失敗する。そろそろ自分の持っているものとだけ向き合う時期かもしれない。
「シネマイム」とだけ過ごさなくてはならない。その可能性を広げて考えること。地続きに。